香りを選ぶことから、自分を知る時間へ。

アロマテラピー

対話から生まれる、あなただけのブレンド精油

AROMAGE FEELでは、お客様との対話を大切にしながら、その方の今の気持ちや状態に寄り添ったブレンド精油作りを行っています。

どんな香りが好きなのか。
今、どんなことを感じているのか。
どんな時間を過ごしたいと思っているのか。

そんなお話をしながら、いくつもの精油を実際に嗅いでいただき、ご自身の感覚を頼りに香りを選んでいきます。

同じ精油でも、心地よく感じる日もあれば、今日はあまり惹かれないと感じる日もあります。

香りの好みは、いつも同じとは限りません。

だからこそ、今の自分がどんな香りに心を動かされるのかを知ることは、自分自身と向き合うひとつのきっかけになるのではないかと思っています。

そして実は、このブレンド精油作りは、私自身にとっても大切な学びの時間になっています。

精油を使う仕事をしている私が、香りを感じられなくなった夏

今年の夏、私自身にもいろいろなことがありました。

気持ちが大きく落ち込んでいた時期、精油の香りを嗅ぐことはできるのに、何の香りなのかがわからない。

いつもなら感じられるはずの香りの特徴が、うまく捉えられない。

そして、香りを嗅いでも心が動かない。

好きだった香りにも、いつものような心地よさを感じられませんでした。

精油を使う仕事をしている私が、自分のためには精油を使えない。

そんな不思議な経験をしました。

ところが、お客様のために精油を選び、ブレンドを考えるとなると、また少し違うのです。

自分自身のためには香りを楽しむ余裕がなくても、仕事として精油と向き合うことはできる。

同じ香りなのに、自分のために向き合うときと、お客様のために向き合うときでは、感じ方や意識が違うことを実感しました。

心が大きく揺れているときには、いつもと同じように感覚を働かせたり、好きなものを楽しんだりすることさえ難しくなることがある。

そんな自分を通して、改めて気づかされたことでした。

香りを感じることと、自律神経のつながり

嗅覚は、五感の中でも特徴的な感覚です。

鼻から入った香りの情報は、嗅覚の神経を通じて脳へ伝わり、感情や記憶に関わる領域とも深くつながっています。

また、脳の中にある視床下部は、自律神経やホルモン分泌など、身体のさまざまな働きを調整する重要な役割を担っています。

香りを感じることは、単に「いい匂いだな」と楽しむだけではありません。

香りによって懐かしい記憶がよみがえったり、気持ちが落ち着いたり、反対に少し苦手だと感じたりすることもあります。

その反応には、香りそのものの特徴だけでなく、その人の経験や記憶、そのときの心身の状態なども関係していると考えられています。

もちろん、香りを嗅げば必ず自律神経が整うというわけではありません。

それでも、香りが私たちの感情や心身の状態と深く関わっていることを知ると、アロマセラピーの可能性に改めて興味が湧いてきます。

そして、もうひとつ大切にしているのが「触れる」という感覚です。

人の手の温かさや、心地よいと感じるタッチ。

触覚を通じて伝わる刺激もまた、心身の状態と関わっています。

香りを感じることと、人の手に触れられること。

それぞれ異なる感覚からのアプローチを組み合わせることで、どのような相乗効果が生まれるのか。

私自身、アロマセラピーとボディケアの両方に携わる中で、これからも学びを深めていきたいテーマのひとつです。

自分自身をケアすることの大切さ

今回の経験を通して、私自身もケアを受けることの大切さを改めて感じました。

自分ではどうにもできないとき。
頑張ろうと思っても、気持ちがついてこないとき。

そんなときは、無理に元気になろうとしたり、何かを変えようと頑張ったりするよりも、まずは自分をいたわる時間が必要なのかもしれません。

私自身、時々ケアを受けながら過ごす中で、少しずつ回復していく感覚がありました。

もちろん、回復にはさまざまな要因が関わります。

そのすべてをアロマセラピーのおかげだと言い切ることはできませんが、香りを扱う仕事が身近にあったこと、そして自分自身もケアを受けられる環境があったことは、私にとって大きな支えでした。

アロマセラピーを知っていてよかった。

心からそう思いました。

精油の知識を持っていることと、自分自身をケアできることは、必ずしも同じではありません。

知識があっても、心に余裕がなければ、自分のためにそれを活用できないこともあります。

だからこそ、私自身も学び続けながら、自分をいたわることを忘れずにいたいと思っています。

ブレンド精油作りは、私にとっても挑戦の時間

お客様と対話をしながら精油を選び、ひとつひとつの香りと向き合う時間。

その時間は、お客様のためのものであると同時に、私自身が精油と改めて向き合う時間でもあります。

香りを選ぶという行為には、その方の好みだけでなく、言葉にしきれない感覚や、今の自分が求めているものが表れることもあります。

だからといって、選んだ香りから、その人の心の状態を決めつけることはしません。

大切なのは、香りを通して何を感じたのか、どんな香りに惹かれたのかを、その方自身が自由に感じ、言葉にしていくことだと思っています。

そして、私自身も精油と向き合うたびに、新しい発見があります。

この香りには、こんな表情があったのか。

今日は、こんな組み合わせが心地よく感じられるのか。

ひとつひとつの香りを丁寧に確かめながらブレンドを作ることは、知識だけでは得られない学びの連続です。

私にとってブレンド精油作りは、単に香りを組み合わせる作業ではありません。

自分自身の感覚を確かめ、精油の奥深さに触れ、そして目の前のお客様を知ろうとする時間。

時には、自分自身への挑戦のように感じることもあります。

だからこそ、この時間を大切にしていきたいと思っています。

香りから始まる、自分をいたわる時間

今回、精油に興味を持ってくださったお客様。

香りを選びながらお話をする時間をご一緒できたことを、うれしく思います。

そして、次回は実際にケアを受けに来てくださるとのこと。

ありがとうございます。

香りを選ぶ時間も、誰かの手に身を委ねる時間も、日々の忙しさの中では、つい後回しになってしまうことがあるかもしれません。

けれど、自分のために立ち止まり、自分の感覚に耳を傾けることも、大切なセルフケアのひとつです。

AROMAGE FEELでは、対話を通して今の気持ちやご希望を伺いながら、その方に合った香りを一緒に考えていきます。

そして、香りだけではなく、手のぬくもりを通して、心と身体をいたわる時間をお届けしたいと思っています。