犬に精油が使える?

アロマテラピー
犬に精油?

犬にも好みの香り、嫌いな香りがあるのをご存じでしょうか?
人間よりも嗅覚が発達している犬にとって、嫌いな匂いはその場から離れたくなります。
好きな匂いは興味深々な態度をとります。
例えば人の例で、嫌いな香りの香水をつけている人と同じエレベーターの密室の中にずっと一緒にいたとしたらどうでしょう?逃げ場を失ってとてもツライ気持ちになると思います。息をするのも辛くなってしまうと思います。じゃあ、犬にとって精油を使うのは?嫌いな香りだったらきっと、飼い主さんのことも嫌いになってしまって近づかなくなってしまうかも・・・!閉じられた部屋で嫌いな香りがずっとしていたら、すごく辛いでしょうね。精油は凝縮された香り成分なので香りを強く感じることでしょう。
一方で、普段の生活のなかでも十分香りは存在します。
キッチンから食べ物の香り、洗濯の時の洗剤の香り、お風呂からシャンプーの香り、お花の香り、庭の草木の香り、ご褒美のおやつの香り…その生活の香りの中で、飼い主さんと楽しく過ごしたり、飼い主さんが楽しそうにしているシーンが香りと共に記憶されていたら、その香りは、その犬にとって穏やかで安心できる香りとして認識されることでしょう。
そもそも、犬に精油を使わなくてはならないシーンとは、どんな時でしょう?
こんな相談を受けたことがあります。
犬のしつけ教室をしているトレーナーさんから「言うことを聞かない犬に落ち着かせる精油を使いたいのでアドバイスをお願いしたい」。その犬にバンダナを首に付け、そのバンダナに精油をつけて常に嗅がせて落ち着かせたい…という内容でした。
もちろん精油の成分による効果・効能などありますが、その行為、拷問でしかないと思うんです。
「言うことを聞かない犬」の言うことを聞かない理由が理解できていないのにそれを精油でどうにかなるのでしょうか?そんな精油の使い方はNGだと思います。
本当に犬に精油が必要なのでしょうか?精油を使う必要性って何でしょうか?
犬も人間と同じ情動のある生き物であり、しゃべることができない、意思疎通を図るのが難しい生き物で、それでも大切な存在だとするならば、選択肢を持つ人間が本当に慎重に考えなくてはならないと思うのです。
使えるか、使えないか、ではなく、あえて使う必要があるか?を考えることが重要だと思うのです。

なんのために精油を使いますか?
香りがストレス経験にならないことを願います。